祭り、と聞いてワクワクする、と言うのは多分日本人の多くの人が感じるものだと思います。
では、なぜ、祭りが日本の生活に浸透してきたのでしょうか。
これは、日本の自然とともに、人と人の繋がりが生み出した部分も大きいと思います。
この記事では、あびこ観音の節分厄除の情報を紹介しています。
いろいろなお守りを手に入れることができるので、一度行って見てはいかがでしょうか。
あびこ観音の節分厄除とは
知っておきたい祭りの概要
大阪の節分祭りで、結構有名なのがあびこ観音だそうです。
境内では、いろいろなお守りが用意されていて、開運厄除や商売繁盛、交通安全などを祈願する人でとても賑わいます。
厄除けのお守りを手に入れることが目的の方が圧倒的に多いみたいです。
お祭りの日程としては、2月1日から7日に節分厄除大法会が行われます。
特に2日から4日に行われる「厄除護摩加持祈祷」はメインの行事で多くの参拝者が訪れるのです。
あびこ観音の歴史
あびこ観音にまつわる話と由来
あびこ観音は我国で最古の観世音菩薩の寺院だそうです。
もとは真言宗だったようで、当時は吾彦山中坊不動院と号していたと言われています。
このあびこの名の由来は、今から約1500年前、この地で勢力を持っていた依網吾彦(よさみのあびこ)一族と言う豪族の名前からきていると言われています。
当時、あびこの地は朝鮮との交易が盛んだったそうです。そして、帰化人も多く、百済の聖明王から身の丈1寸8分の小さな観音像が贈られ、546年に小さな堂を建て他のが始まりだとなっています。
また、600年に聖徳太子がこの地に赴き、観音菩薩のお告げを受け他ので、この地に吾彦山観音寺が建てられたと伝えられています。
江戸時代には、徳川家の帰依もあって、境内には36の支院があったといわれています。
戦災によって、寺はすべて焼失してしまったそうで、お寺も現在、私たちが目にすることのできる観音像は明治30年に再建されたそうです。
あびこ観音の節分厄除の開催時期
様々な行事の日程
あびこ観音の節分祭は2月1日から7日にかけて催されます。
開催場所は、あびこ山大聖観音寺、最寄り駅は地下鉄のあびこ駅と南海高野線の我孫子町駅です。
開門時間は午前7時30分ですが、1日は午前5時30分に開門されるそうです。閉門時間は午後5時00分です。
お祭りの正式名は「節分厄除大法会」と言い、立春を迎えるその前に邪気を祓って、無病息災を祈願するものです。
期間中、1日~4日の4日間は護摩焚きが行われます。
周辺には約300軒の露店が並び、大勢の人で賑わいます。
また周辺の道路は歩行者天国になっていて、約300軒の露店が並び、商店街では厄除饅頭や恵方巻などが販売されます。
あびこ観音に残る逸話
なるほどと感じ入ってしまう
1615年の大坂夏の陣の際、徳川家康は真田幸村に追いつめられます。その際、徳川家康はあびこ観音に逃げ込んで、本堂の須弥壇に隠れ多そうです。そのおかげで、難を逃れたと言われています。
そのこともあってか、あびこ観音は徳川家康の寄進によって、再建され、その後も徳川家の帰依もあり、境内には36の支院があったといわれているのです。










