えべっさんは今宮戎の祭り、十日戎の歴史と由来、2021年の日程 | 桃色の雫
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えべっさんは今宮戎の祭り、十日戎の歴史と由来、2021年の日程

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祭り、と聞いてワクワクする、と言うのは多分日本人の多くの人が感じるものだと思います。

では、なぜ、祭りが日本の生活に浸透してきたのでしょうか。

これは、日本の自然とともに、人と人の繋がりが生み出した部分も大きいと思います。

この記事では、今宮戎のえべっさんの情報を紹介しています。

大阪の商人の人にとっては、魂そのもの、と言われる祭りとはどう言ったものなのでしょう。

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えべっさんという呼び方

商売繁盛に笹もってこい

「商売繁盛で笹持って来いっ」というお馴染みの呼び声で有名なえべっさん。大阪市浪速区の今宮戎で催される十日戎です。

この笹は、孟宗竹の枝だそうです。これを使う意味があって、竹のもつ清浄さや、根強さ、苦難に耐え忍ぶ姿といったものを象徴しているそうです。

日本人はっ昔から竹の強い生命力と神秘性を感じとって、神霊が宿る信じていたそうです。

十日戎の笹もそういったものに由来します。神々の神徳により、いのちが甦り、生成発展していくという姿を象徴しているそうです。

福笹の吉兆

十日戎にお参りして、持って帰るものがあります。それが福笹ですが、実は、笹には人それぞれの飾り物がつけられています。

あれはただの飾り物ではありません。商売繁盛間違いなしの縁起物なのです。

まず、お参りすると、古い福笹を返却します。そして、新しい笹を受け取ることになります。ちなみに、この笹は無料です。

そして、その後、縁起物である、「吉兆」をつけて行くのですが、これが結構時間がかかるようです。

吉兆には米俵や熊手、打ち出の小づちや鳥居といったものがあります。それぞれ、意味があるそうです。

吉兆は、野の幸、山の幸、海の幸を象徴していて、それによって吉兆は、その中にこもる御神徳をいただくという信仰を受け伝えたと言われています。

吉兆の意味

米俵

五穀豊穣

重ねられた米俵

家内安全、商売繁盛

打ち出の小づち

開運招福、諸難削除、金運招来

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えべっさんの歴史

商売の神様の由来

えべっさん

恵比寿様は七福神のメンバーの一人で商売繁盛の神とされています。大阪では恵比寿様はえべっさんと親しみを持って呼ばれてきました。

恵比寿様は鯛をかかえています。そして、見るからに福がありそうに見えますね。ご利益は「商売繁盛」「除災招福」「大漁豊作」だということです。

十日戎の歴史

豊臣時代の頃に、庶民の恵比寿様への信仰がより厚くなったと言われています。

江戸時代には大阪は商業の町として一層の繁栄を遂げます。それと同時に、今宮戎神社も商業を護る神様として崇敬されるようになったのです。

明治時代になると、雑喉場にあった魚市場、や各組合が講社を結成して、十日戎はさらに盛んになったと言われています。

戦争のために神社は焼失しましたが、昭和31年に本殿が復興して、十日戎の活況も復活しました。

えべっさんの日程

それぞれ呼び名がある

今宮戎はとても有名ですが、全国各地に戎神社があります。そこでは、毎年1月9日、10日、11日の3日間、「十日戎」の祭礼が行われます。

大阪の今宮戎神社の十日戎においては、なんと、3日間の参拝者は約100万人を超えるそうです。

宵戎・本戎・残り戎の違い

宵戎(よいえびす)

9日で、十日えびすの前夜祭に当たります。この日は、9日午前0時から笹の授与と祈祷が始流ことになっています。

本戎(ほんえびす)

10日は十日えびすの当日になります。この日に、宝恵駕(ほえかご)の行列が行われ、12時10分ころに神社に到着することになっています。

残り戎(のこりえびす)

11日で残りの福をいただく日になります。この日は24時で終了します。

参拝の仕方

所要時間はおよそ1時間くらいです。参拝の流れは、次のようになります。
1.本殿にお参りします。
2.福笹をもらいます。
3.福娘さんに吉兆をつけてもらいます。
4.どらをたたきます。

裏参拝とは

実は、これまでの一般の参拝だけでなく、皆さん、裏の方へ回るのです。そして、社殿の裏手の賽銭箱にお参りをしてから、両サイドの壁を叩きます。

なぜか、名刺やお店のステッカーなどを壁に張り付けて、壁を叩きつけるそうです。理由はえべっさんは耳が遠いので、壁を叩いてお願いするとか。

祭りの見どころ

最高の盛り上がりで人気

見逃せない福娘の存在

福娘と呼ばれる女性が、多数の応募の中からオーディションで選ばれます。

この福娘は大人気で、そろいの着物を身につけています。そして、十日戎をはじめ、年間を通じて今宮戎神社の神事に参加しているのです。

吉兆を売ることも福娘の大事な仕事です。そして、彼女たちの姿をカメラに収めようとカメラを持った人が溢れるのです。

さらに、十日には、宝恵駕行列にも参加します。お揃いの着物の上に千早を着用して、頭には金の烏帽子を付けているので、さらに美しいのです。

宝恵駕(ほえかご)行列とは

江戸時代の17世紀終わり、元禄期に宝恵駕の奉納が行われるようになったと言われています。

その頃、紅白の布で飾られた駕籠に、盛装した芸者達が乗り込んで、「ホエカゴホエカゴ、エライヤッチャエライヤッチャ」の掛け声で参詣していたと言われています。

現在の宝恵駕は、地元商店街の協力で、昔の様式を残しながら、芸能人やスポーツ選手などが乗り込んで、周りに福をふりまいて今宮戎神社を目指します。

宝恵駕は昔、今宮戎の参道だったと言われる戎橋を通って、今宮戎神社のそばの浪速小学校前まで進みます。ここで駕籠を降りて、徒歩で今宮戎神社に入ります。

屋台の数もすごい

今宮戎はこの3日間は24時間開いています。

そのため、人の波も24時間で、屋台も遅くまで開いています。9日や10日は深夜2時ごろまで営業しているようです。

屋台の中には、めでたい縁起物を売るものも多いみたいです。そんな、十日戎の3日間、今宮戎神社周辺にはびっしりと、500店舗以上の屋台が立ち並部と言われています。

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