新茶の季節が来ると、美味しい日本茶が飲める時期だと言っても良いでしょう。
最近では、ペットボトルでも美味しい日本茶が飲めるので、家でお茶を淹れるという人は減ってきているのかもしれません。もちろん日本茶と言えば緑茶を思い浮かべるでしょう。
実は、緑茶の中にも色々な種類があります。
なぜなら、同じ茶の木から葉をとるにしても、時期、場所、加工方法の違いで様々なお茶ができるからです。
この記事では、日本茶のことをしっかりとば学べるように、それぞれの作り方を紹介しています。
本当に美味しいお茶は、毎日飲んでも空きませんね。
まずは日本茶のことを学ぼう
日本茶についての基礎知識
煎茶、かぶせ茶、玉露という言葉を聞いたことがあるでしょう。これらはどれも、同じお茶の木から作られています。
煎茶はもっともポピュラーなお茶で、普通に栽培されたものです。かぶせ茶は、新芽が出たら1週間から10日間ほど遮光して育てます。
玉露もかぶせ茶と同じく新芽が出たら遮光するのですが、遮光する期間が約3週間と長く、遮光率も70%からはじまって最終的には90%までになります。
抹茶は茶道にも使われる茶葉を粉末にしたものです。ただ使用する茶葉の種類は碾茶と呼ばれる種類のもので、かぶせ茶や玉露のように遮光をして育てられます。
新茶はなぜ美味しいのか
新茶の種類と特徴について
新茶の季節になると、うたい文句のように新茶という言葉を耳にします。この新茶とは、一番茶と呼ばれる茶葉のことです。
お茶の木は、一度、摘み取っても、また生えてきます。お茶の葉は一年のうちに複数回、収穫することができるのです。
一番茶は、その名の通り、一年の中で最初に摘み取られた茶葉のことです。二番茶は、一番茶の次に摘み取られた茶葉のことで、三番茶はその次に摘み取られた茶葉のことです。
場所によっては、三番茶を摘み取らず、秋口に摘み取る秋冬番茶と呼ばれる茶葉もあります。
童謡「茶摘み」で歌われている八十八夜はGW頃のことを指しているのですが、その時期がお茶の収穫の最盛期で、気候条件も含めて一番美味しい茶葉だと言われています。
また八十八夜に摘み取られる茶葉は、不老長寿のご利益があると言われて珍重されています。
心落ち着くひと時、美味しいお茶を淹れよう
自宅で美味しいお茶を淹れる方法
美味しい日本茶を淹れるための方法をご紹介します。
ポットから人数分の湯飲みにお湯を注ぎます。これはお湯の分量を量るためと、お湯の温度を少し冷ますためです。
急須に人数分の茶葉を入れます。大体、1人分は2g程度です。そして湯飲みに注いだお湯を、ゆっくりと急須に注いでいきます。
その後、1分程度、茶葉が開くまで待ちます。茶葉が開いたら、好みの濃さになるまで急須を2、3回、回してから湯飲みに注ぎます。この時、最後まで注ぎ切るようにしてください。
ポイントは、ポットから直接、急須に注がないことです。それだと温度が高すぎてしまいます。
あとは、できるだけ美味しいお水を使用すること。一度、沸騰させてから使用することなどに気をつければ、自宅でも美味しいお茶を淹れることができるでしょう。
ビタミンたっぷり、水だし緑茶のすすめ
水だし緑茶を飲んでみよう
水だし緑茶とは、その名の通り、水で抽出した緑茶のことです。この水だし緑茶は、冷たいだけではなく、様々な利点があります。
水だし緑茶は、カフェインが少ないので、眠る前に飲んでも眠れなくなったりしません。
苦み成分のカテキンも少ないので、温かいお茶よりもすっきりとした味わいです。苦いのが苦手な人でも安心して飲めます。また熱に弱いビタミンを大量に含んでいるので美容にもいい効果があります。
作り方は簡単です。茶葉とお水をポットに入れて、冷蔵庫に入れるだけです。お手軽にできるので、是非、試してみてください。