11月になるとボージョレ・ヌーボーの話をよく聞くようになりますね。
テレビでもとてもよく話題になっています。
実は、あれほど大騒ぎをするのは日本だけだそうです。そして日本はお得意様なんですね。
どうも、日本人は、タイムサービス的なものが大好きなようです。
この記事では、ボージョレヌーボーの歴史と、言葉の意味、解禁日の秘密と、実際のボージョレヌーボーを紹介しています。
今年も大騒ぎしてボージョレヌーボーを手に入れますか?
ボージョレヌーボーの歴史
ボージョレヌーボーについて
ボージョレヌーボーとは、フランスのブルゴーニュ地方のボージョレという地域で作られるワインのことです。
ヌーボーとは新酒を意味し、その年に収穫されたブドウをその年に仕込むフレッシュなワインを指します。
ボージョレのワインは1800年頃から楽しまれていましたが、1967年にフランス政府によって公式に11月15日を発売日とすることを認められたのを機にパリのレストランを中心に有名になりました。
その後、世界に輸出されるようになり、世界的に大流行することになったんですね。ただ現地フランスでは、日本のような盛り上がりはないようです。
ボージョレ・ヌーボーの発売日の秘密
ボージョレ・ヌーボーの発売日
ボージョレ・ヌーボーの発売日は、今では11月の第3木曜日となっています。しかし、かつては11月11日でした。
当時、ボージョレ地域のワインが一番早くできあがるのがこの頃というのが根拠です。そして11月11日は聖人サン・マルタンの日でもあったために縁起もいいということで決められました。
しかし、サン・マルタンの日は、無名戦士の日に改められてしまいました。そこで今度は、その日から一番近い別の聖人サン・タルベールの日である15日に変更しました。フランス政府もこの日を解禁日として認定したそうです。
しかし、解禁日を固定してしまうと、その日が土曜日や日曜日と重なり、売り上げに影響することが判明しました。そこで、現在のように11月の第3木曜日が解禁日となったのです。
ボージョレ・ヌーボーの評価
意外と幅広い評価
ボージョレ・ヌーボーはフランスの法律で「AOC」という最高級のワインとされています。その評価には大きく分けて4段階が存在します。
一番ランクが低いのは何も表記がない無表記の物です。次にランクが低いのは「シュペリュール」という表記のワインで、特定の地域で採れたブドウを使用していることを示しています。
次のランクが「ヴィラージュ」です。これは特定の村で採れたブドウを使用していることを示しています。日本で販売されているボージョレ・ヌーボーは、無表記からヴィラージュまでの物が一般的です。
そして最も評価が高いのが「クリュ」という表記の物です。これは特定の畑で採れたブドウを使用していることを示しています。
ただボージョレ・ヌーボーの味を楽しみたいなら無表記の物を飲んだ方がいいという通の人もいます。
ボージョレ・ヌーボーの種類
銘柄を知れば、、もっと面白い
・ジョルジュ・デュブッフ
ボージョレの帝王とも呼ばれる種類のジョルジュ・デュブッフは毎年、総売り上げ数の1位を獲得するほどの人気銘柄です。
・カリム・ヴィオネ
ブドウの風味が豊かで、まるでグレープジュースを飲んでいるかのように感じるのがカリム・ヴィオネの特徴です。
・アンリ・フェッシ
創業120年以上の歴史を誇る有名ワインです。手摘みの収穫と伝統製法にこだわった一品は高く評価されています。
・ドメーヌ・デュ・トラコ
ミシュランの星付きレストランで30店以上ものお店て提供されている極上のワインです。