お米を測るとき、普通に1合2合って測りますね。
実は、あれは重さを測っているんではなくて体積を測っているんです。
なぜなら、10合で一升になり、一升というのは、お米を測る「升」という入れ物のことだからです。
この記事では、お米の測り方の歴史、正しいお米の保存方法について紹介しています。
とにかく歴史の長いお米。現代人の感覚とは違った、昔の人の知恵や伝統があるんですね。
お米は何故1合や2合なのか
お米に合と使われてきた由来や歴史
お米を計る1合や2合と言いますね。
なぜそのように言うのか疑問に思った事ってありませんか?
実は、合は、尺貫法の体積の単位なんです。
で、どうしてそのように呼ばれるようになったかと言うことですが、今から約400年前、織田信長、豊臣秀吉によって枡の大きさの統一が図られるようになりました。
しかしここで問題が発生しました。測り方が地域によって大きさがまちまちな状態が続いたんですね。そこで、徳川幕府が 1升枡のサイズを全国統一で決めたわけです。
ちなみに、一升は10合にあたります。
お米の1合は大体何グラムか
お米をしばらく水に浸けてから炊くわけ
では、実際に1合は何グラムあるのでしょう。
お米1合の重さは、約150gとされています。玄米など、お米の種類によって多少差違はあります。
よくご飯を炊くときにお米を洗って直ぐに炊くよりは水に浸け少し置いてから炊くと良いと言われていますがそれなり何故なのでしょう。
そもそも、なぜご飯を炊く際に浸水させる必要があるのでしょうか。
お米は水に浸けることでデンプンが分解されて糖ができます。その糖によって炊きあがりがふっくらと炊ける言われています。
ご飯をよりおいしくいただきたいという方は時間を置いてから炊いてみましょう。
お米の正しい保存方法
お米の賞味期限
よくお米をしばらく食べなかったりすると、お米の保存容器を開けた瞬間に虫がいた経験はありますんか。
お米に着く虫の正体は「コクゾウムシ」です。
お米に付く虫は、18℃以上で多湿の条件が揃うと発生します。
虫がつかないようにお米の保存方法にも気をつける必要があります。
✔️比較的涼しい場所で10℃〜15℃くらいの場所
✔️湿度が低く直射日光が当たらない場所
✔️貯蔵する温度が10℃以下に下げる
✔️保存は冷蔵庫の野菜室で保存する
これらの注意点を守る事で何もしないで保存2倍も美味しさを保てます。
お米は空気に触れることでヒビ割れの原因や、食味の低下が早くなります。空気に触れないよう密封して下さい。
先程、野菜室に保存すると良いといいましただ、ここで注意点があり、冷気の噴出し口の側には、置かない様にしましょう。
さらに、カビの発生にも注意し台所の流しなど湿気の多い場所で保管すると、お米に水がかかったりしカビの発生する原因となります。
お米はしっかりと保存する事で美味しさを保ちます。
毎日美味しいふっくら美味しいご飯を食べる為にも保存方法に注意しましょう。