夕顔はウリ科の仲間
夕顔と聞いたら花しか思い浮かばない
夕顔って、名前は誰でも聞いたことがりますよね。当然花を知ってる人の方が多いでしょう。しかし、地域によっては、夕顔というと、花よりも実のことをさすそうです。
海苔巻きの具材に入れる、かんぴょうの原料が夕顔の実だということ、知ってる人はどれくらいいるでしょう。
夕顔は瓢箪=ひょうたんと同じ種類で瓜の仲間なんです。花や名前のイメージから朝顔や昼顔と同じ仲間だと思っている人が大半だと思いますが、別の種類です。
さらに、同じ瓜科であることから冬瓜の実が夕顔の実とそっくりです。ただ、冬瓜の花は黄色ですし、夕顔は白色なんですね。実も、夕顔の方が淡く黄緑がかっていて、柔らかいそうです。
先ほど紹介したように、夕顔の実を剥いて加工したものがかんぴょうです。しかし、実は夕顔の実は冬瓜のように調理すると、美味しくいただけるんです。
冬瓜の代わりに夕顔を用いても、美味しい料理を作ることが可能だそうです。しかし、一般的に夕顔よりも冬瓜の方が出回っているので、代わりに使うのはちょっと難しい話だと思います。
夕顔は干せば栄養が凝縮する
食物繊維が半端じゃない
夕顔の栄養で特筆すべきは食物繊維出そうです。夕顔は水分が多いので、カロリーも低く、嬉しい食材です。
さらに、夕顔を干してかんぴょうにすると、栄養素が凝縮されるそうです。カリウムやカルシウムなどが多く含まれているということです。
夕顔を食べる地域
かんぴょうの生産地
夕顔の栽培は主にかんぴょうの生産の多いところになります。栃木県、新潟県、山梨県、長野県といった地域です。
また、茨城県からも出回っていますし、滋賀県でも特産になっているということです。さらに夕顔が食べられる地域では岩手県があります。
かんぴょう以外の夕顔の料理
夕顔の下処理
・夕顔の実を縦に切ります。そして、内側のワタと種を取り除きます。
・夕顔の実の皮を剥きます。皮は最初に剥いても構いません。
夕顔の煮物
夕顔を煮物にする時は、一度茹でこぼしてから使います。すると、雑味なく仕上げることができるそうです。
夕顔は冬瓜のレシピと共通すると考えたらいいでしょう。郷土料理としては夕顔の実を使った煮物、炒め物が多く、さらに、冬瓜のようにあんかけなども作られルことが多いそうです。